当クリニックは、分娩施設はありませんが、妊婦さんや妊娠の可能性がある女性を対象とした診療科を設けています。妊婦健診はもちろん、産後の相談につきましても、日本専門医機構が認定する産婦人科専門医である女性医師が担当します。
また里帰り出産を希望される妊婦さんにつきましては、地域を限定することなく、地元の分娩施設のある医療機関を紹介いたします。お気軽にご相談ください。
月経予定日を過ぎても月経が来ず、妊娠の可能性があると考えられる場合、まずは市販されている妊娠検査薬を用いての検査を行ってください。
この場合、妊娠検査キットを使用しますが、尿中に含まれるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンを測定することで妊娠の有無を判定できるようになります。ただ検査をしても妊娠4週が経過していなければ陽性反応はでません。したがって陰性だとしても妊娠している可能性も考えられます。このようなケースの可能性もあれば、ある程度の時間をおいて、もう一度検査をされるようにしてください。
また同キットを使用し、陽性反応の判定が出たとしても正常妊娠をしているとは限りません。異所性妊娠、絨毛性疾患などの病気に罹患しているという場合も陽性反応を示すことがあります。そのため、正常妊娠の有無を確認するには医療機関での検査が必要となります。
検査内容としては画像検査のひとつである経腟超音波検査を行い、子宮や卵巣を確認していきますが、その際に子宮内に胎のう(胎児を包む袋)が確認されると正常妊娠であると判断されます。なお胎のうについては、妊娠5週目頃からみられるようになります。
妊婦健診は、妊娠が正常な状態で経過しているかを定期的に確認する、あるいはハイリスク妊娠の可能性を早期に発見し、速やかに対応するといったことを目的に行われる健康診断になります。ちなみに同健診は、母子保健法第13条にて、市区町村の自治体が必要に応じて、妊産婦に健康診査を行うと記されています。
定期的に検査を受ける頻度ですが、妊娠初期~23週目までが4週間に1回程度、妊娠24~35週目までが2週間に1回程度、妊娠36週から出産までが1週間に1回程度となっています。その間に何らかの症状があるという場合は、検診日に関係なく、その都度、当クリニックへ連絡後受診されるようにしてください。里帰り出産をする病院や分娩予約した病院の許可があれば妊娠32~33週頃までの妊婦健診が可能です。
また、毎回実施の検査項目以外にも、妊娠週数によって必要な検査というのがあります。行われる検査というのは、次の通りです。
出産後は、ご自宅に帰られて、赤ちゃんとの新生活がスタートします。期待や将来のことなどで胸を膨らませる一方で、授乳や育児に関する不安も募ることと思います。当クリニックは、産後間もないお母さんや生まれて間もない赤ちゃんがいる保護者の方のお悩みやご相談を産婦人科専門医である医師がお聞きする機会というのを設けています。当クリニックで妊婦健診を受診された方はもちろん、初めて受診するという方もお気軽にお問合せください。
なお、産後のご相談につきましては、完全予約制としておりますので、日時等のご予約、こんなこと聞いてみたい等につきましては、受付までお電話等にてご連絡ください。
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