当クリニックで行う予防接種

当クリニックでは予防接種として、以下のワクチン接種を行っています。

インフルエンザワクチン

インフルエンザを予防するためのワクチンです。1回の接種で持続効果期間は約5ヵ月、接種後に効力が発揮されるまで2週間程度かかります。例年であれば10月から同ワクチンの接種が開始されます。効果をより高いものにしたければ、流行のピークとなる1月より前、遅くとも12月中旬頃までに接種されるようにしてください。なお13歳未満のお子さんは、計2回の接種が必要です。13歳以上の方から1回の接種になります。

麻疹(はしか)・風疹混合ワクチン(MRワクチン)

MRワクチンとも呼ばれ、麻疹と風疹のどちらの感染症にも対応したワクチンです。小児の定期予防接種とされ、計2回の接種が必要とされています。この場合、1回目は1歳を過ぎてから2歳の誕生日より前に受けます。2回目は小学校に入学する直近1年前(年長)の間に受けます。この期間を外して接種するという場合は任意接種となります(全額自己負担)。

ちなみに単独ワクチン(麻疹ワクチン、風疹ワクチン)を1回目に受けた方が2回目にMRワクチンを受けても何か問題があるということはありません。

名古屋市の「妊娠希望の方等への風しん抗体検査及び予防接種の費用助成について」は→こちら

名古屋市の「風しん(第5期)の抗体検査及び予防接種」は→こちら

子宮頸がん(HPV)ワクチン

子宮頸がんの発症を予防するために接種するワクチンとなります。感染経路は接触感染で、大半は性交渉です。ただ多くの場合、原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しても同ウイルスは自然と排除されます。しかし一部で感染が持続してしまうケースというのもあります。それが子宮頸がんを発症させるようになるのです。

同ワクチンの定期予防接種は小学6年生から高校1年生の間に合計3回の接種が必要になります。
現在、HPVワクチン接種を逃した方のためのキャッチアップ接種が令和4年4月から令和7年3月までの3年間は可能です。対象者(平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの方で、過去にHPVワクチンを合計3回接種していない方)は、全額公費負担で接種が可能です。

なお種類が3種類(2価、4価、9価)ありますので、どれかを選択して計3回の接種を行います。2価と4価に関しては定期接種として公費で受けられます。