自費診療とは

一口に診療と言いましても大きく保険診療と自費診療の2種類があります。前者は、患者様が治療費の1~3割を支払い、残り分については自治体などが負担します。一方の自費診療は、その名の通りで診療にかかった費用を全額自己負担するケースを言います。

つまり自費診療は経済的負担が大きいわけですが、利点としては家族や会社に知られることなく、匿名で受けられます。また保険診療では認められていない治療方法を行うことも可能なので、選択肢が広がるということもあります。

当クリニックでは、以下の自費診療を行っています。

避妊相談

避妊を計画的に行いたいという女性が主な対象となります。この場合、経口避妊薬(低用量ピル)を用いることが多いですが、ピルは女性が主体となって行うことができる避妊方法でもあります。

ただ低用量ピルと一口に言いましても種類がいくつかあります。また単なる避妊効果だけでなく、それ以外の副効用(月経困難症・子宮内膜症の症状改善、卵巣がん・子宮体がん)もあります。これらを見極めながら患者様に合うとされる低用量ピルを提案していきます。

また低用量ピルが服用できない方につきましては、子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS:ミレーナ)を提案いたします。

いずれにしても避妊効果は高くなるわけですが、これらを利用したとしても性感染症を予防するものではありません。したがってコンドームとの併用の大切さというのも含めての避妊相談とさせていただきます。担当するのは、産婦人科専門医である女性医師になります。

完全予約制となりますので、ご希望の方は受付までお電話等でご連絡ください。

ブライダルチェック

人間ドックの一種で、産婦人科系疾患の検査項目も含まれた内容となっています。ブライダルという名称から結婚を控えている方向けの任意の健康診断と思われがちですが、近い将来に結婚の予定がなくても将来的に妊娠・出産を希望する方も対象としています。

詳細はお気軽にお問い合わせください。なおブライダルチェックでは、以下の検査項目が行われます。組み合わせにつきましては、ご自身で選択することが可能です。

ブライダルチェックの主な検査項目

  • 血液検査(一般血液検査、風疹抗体検査、ホルモン検査 等)
  • 性感染症検査(クラミジア感染症、淋菌感染症、一般細菌検査、HIV、B型肝炎、梅毒等)
  • 子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診)
  • 子宮体がん検査(子宮内膜細胞診、子宮内膜組織診)
  • 経腟超音波検査(子宮、卵巣) など

月経移動

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美容点滴/注射

プラセンタ注射

プラセンタは胎盤を意味する言葉で、この場合の使用する注射薬というのは人の胎盤から抽出したエキスになります。

そもそも胎盤には、胎児の成長に必要とされる栄養成分(タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、ムコ多糖類 等)が豊富に含まれていて、幅広い薬理作用もみられることから、肝臓疾患(肝炎、肝硬変)、更年期障害などの産婦人科疾患、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎 等)、関節リウマチ等の自己免疫疾患などの治療に用いられてきました。

その後、プラセンタを使用している患者様の中で、肌のくすみ、シミが改善されたという効果もみられることが確認されてからは、美容面でもプラセンタが用いられるようになりました。ただこの場合の使用は、保険適用外となります。

期待される効果

  • 老化防止、抗酸化作用
  • 美肌効果・保湿
  • シワ、たるみの悪化予防と改善
  • ニキビの改善
  • 疲労回復

この場合、1回の施術で1~2本のプラセンタ注射を打ちます。持続的な効果を期待するのであれば、1~2週間に1回の間隔で通院するようになります。注射方法は主に腕への皮下注射となります。副作用につきましては、肝臓疾患の患者様にも用いられているものなので重篤な症状がみられたという報告は現時点ではないです。ただ、注射部位に腫れや痛みが出るほか、薬疹が発生する可能性もあります。またプラセンタ製剤はヒトの胎盤を原料としているため、病原体侵入による感染症のリスクがないとは言い切れません。このためプラセンタ注射を受けられた方は、献血や臓器提供が出来なくなります。

グルタチオン点滴

グルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)を結合し、構成されたペプチドであることからトリペプチドと呼ばれることもあります。この化合物が主成分の点滴となります。このグルタチオンには、抗酸化作用、解毒作用、抗メラニン作用などがあると言われています。これらによって、体をさびつかせない、シミやくすみを改善させる(美白作用)、疲労やストレスを軽減させるなどの働きがみられるようになります。主に肌に透明感や潤いが欲しいという方向けの点滴となります。

期待される効果

  • 美白・美肌
  • シミ、肝斑、そばかすなどのメラニン色素沈着予防
  • 抗酸化作用
  • 疲労回復

点滴は静脈内注射となります。施術時間は投与する量によって異なりますが、15~30分程度と言われています。また肌の改善を望まれるのであれば、週に1~2回の頻度で通院する必要があります。

副作用につきましては、食欲不振、吐き気・嘔吐、発疹などがみられたということがあります。また稀なケースではありますが、点滴時にアナフィラキシー様症状が起きたという報告もあります。このほか注射部位に腫れや痛みが出ることもあります。

エイジングケア

当クリニックで行うエイジングケアとは、主に経口プラセンタエキスの処方になります。プラセンタ注射の施術も行っていますが、週1回の通院が難しいなどの患者様にお勧めです。

経口とは、いわゆる内服薬もしくはサプリメントということになります。ただこの場合のプラセンタエキスは人の胎盤を抽出したものではなく、豚や馬の胎盤から抽出したエキスとなります。ちなみに効果という面に関しては、人のプラセンタエキスと同等とされ、安全管理も同じように行われています。

副作用に関しては、プラセンタ注射と変わりませんが、注射や点滴と違って注射部位に腫れや痛みが出ることはありません。ただ人によっては、動物性タンパク質などによるアレルギー反応が出る可能性が考えられます。詳細につきましては、お気軽にご相談ください。

マタニティヨガ

安定期(妊娠20週頃)に入った妊婦さんを対象としたヨガになります。ヨガは呼吸法が大切なのですが、これによって身体を出産に向けて整えていき、心身のバランスを安定させるようにしていきます。同ヨガを行っていくことで、日頃の運動不足の解消、血行促進、精神を集中させることでイライラする気持ちやストレスの軽減などが図られるほか、陣痛が始まった際の呼吸法なども学ぶことができます。レッスンは月2回程度実施し、1時間程度行います。ご自宅でも行えるように丁寧に説明いたします。ご希望の方は、お電話等で受付までご連絡ください。

骨盤底筋群改善ヨガ

産婦人科疾患のひとつに骨盤臓器脱というのがあります。これは、膀胱、子宮頸部、直腸、膣壁など骨盤内の臓器を支える筋肉や靱帯、いわゆる骨盤底筋群が出産や加齢などによって支える機能が低下し、臓器が通常の位置よりも下垂している状態(腟から臓器が脱出する 等)を言います。これによって、排尿障害(頻尿、腹圧性尿失禁 等)や排便障害、骨盤痛などがみられます。

この発症の原因となる骨盤底筋群を鍛えることで、上記のような症状を抑える、あるいは改善させるのが骨盤底筋群改善ヨガです。

主な内容ですが、骨盤底筋群が鍛えられるヨガのポーズ(猫のポーズ 等)がありますので、これらを習得し、ご自宅でも実践するようにしてください。また体幹も鍛えられるようになるので、悪い姿勢の改善にもつながります。レッスンについては月2回程度、1回のレッスン時間は1時間程度です。ご希望の方は、お電話等で受付までお問い合わせください。ご希望に応じてパーソナルヨガもやっております。

2024年4月から新しいヨガ講師をお迎えして、火曜日と金曜日の13時30分から14時30分まで、女性のためのヨガを行います。骨盤底筋を鍛えて、ホルモンバランスと骨盤の歪みを整えるクラスとなっております。
予約に関しては当院に直接ご連絡頂くか、WEB予約、もしくは下記資料内のQRコードよりお願いします。
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